日本統治下台湾における台日プロテスタント教會の『合同』問題

1930年代および1940年代を中心に

 

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 高井ヘラー由紀 《キリスト教史学》59集 キリスト教史学会 2005年7月15日 p.90-118 [詳全文]


[Key] 日本基督教台灣教團

本稿は, キリスト教史学会第55回大会における研究発表(2004年11月22日、沖縄キリスト教学院大学 短期大学)、及び筆者が2003年6月に国際基督教大学に提出した博士論文「日本統治下臺灣における日本人プロテスタント教會史研究」第7章に、補足訂正を加えたものである

はじめに 1944年4月29日、日本統治下台湾において成立した「日本基督教台湾教団」は、南北台湾長老教会及び在台日本人教会が、後者による強力な指導の下に『合同』して設立された教団である。この「台湾教団」成立に至る過程には、問題とされるべき未解明な点が少なくとも二点ある。第一に1930年代後半以降、統治当局による圧迫が強まる時代背景において、台湾教会が日本内地の教会との「連帯」あるいは「合同」を画策し、「日本基督教団」設立以降はそれに加入することを希望したにもかかわらず、いずれも実現しなかった点、第二に、それとは対照的に、台湾教会が在台日本人教会との「合同」を強要された点である。

[詳全文]

 

                                                               

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