劉瑞山の家─二度目の訪問

吉田有希(台南在住)のBlog almost taiwanから [劉瑞山の家(吉田)古厝1古厝2古厝3も読んで下さい]


実は日曜日(330日)に先日ご縁があった劉瑞山の古い家に、現在のご主人劉克全さんのご好意で、もう一度ゆっくりと写真を撮らせてもらいに行っていました。前回は偶然の出会いで、バタバタと写真を撮ったので、家で見てみたら、けっこうぼけてたり、見落とした場所があったり。劉さんはとても親切な方で、そんなわたしを見透かしたように、もう一度写真を撮りに来てもいいですよ。。。なんて、感謝感激のメールを送ってくれていたのでした。そうして、お言葉に甘えて、写真が上手なお友達も連れて(自分の技術に自信がないので)、行ってきたのでした。今回は劉さんのお父様、お母様のお話し(日本語がペラペラです!)や、家のほうに保存されている珍しい調度品なども見せていただいて、いい勉強にもなりました。劉さん!本当にありがとうございました!

これからは、何回かに分けて、不定期で撮った写真の中から家の細部の様子をご紹介して行きたいと思います。

今日は、わたしが撮った写真の中で一番多かった、『扉』をご紹介。
わたしはそういわれてみたら、廃墟の写真なんかを撮る時も、扉の写真が多いような気がします。扉を開けたらそこに何か待っているような期待感が好きなのでしょうか。それはわかりませんが、この家の扉は歴史があって、なかなか素敵なものがたくさんあります。




もちろん古い扉がたくさんあります。




 


吉田有希(台南在住)のBlog (2008.04.10) から。今回は『調度品』です。

今回は古い家ならではの『調度品』です。

まずは、今回一緒に撮影についてきてもらった、先輩カメラマンの人が、台湾のお廟などの神像や装飾品を作る職人さんだったのですが、その人がこれは貴重な彫刻だと言っていた、ご先祖を祀る台の彫刻部分です。


そして、庭に何気なく置いてある、当時からそのままそこにある大きな壷。
当時でも立派なものであったであろうとはわかりますが、時代を経て、今は『骨董』という更なる価値を身につけています。


お花の向かいにある大きな壷です。

よく見ると、凝った模様です。

実は以前、この傾いた窓の部分に、こんな素敵な調度品がはめ込まれていたのです。

牡蠣の殻で作った透かし窓です!

これは一緒に行ったカメラマンも見たことがない貴重な調度品だと言っていました。実はご主人の劉克全さんもこの窓枠を取り外して、自宅で大切に保管されています。ですから、わざわざ、自宅まで招いていただいて、見せていただいた