聖書と祈りの会40周年を迎えて

 

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都丸正夫撰

本会は1978年に台湾に嫁いだ日本人妻及び日本語を母国語として教育を受けた台湾人の方々に日本語で聖書の話を提供すべく設立されました。多い時には80名を越す出席者も記録しました。本会を通して、信仰を持った兄弟姉妹も、生まれました。
しかし、今聖書と祈りの会もその使命を全うし、その幕を降ろす時が迫ってまいりました。妻と私は、1992年より本会の舵取りを任され、今年で26年になります。この26年の中での恵みについて語っておきたいと思います。
第一に、台湾を半世紀にわたり統治した結果、日本語を母国語として育った世代が存在し、日本語のほうが深いところではピンとくるという世代への奉仕は、私にとって小さな償いのわざでした。
第二に、日本語を流暢に話す台湾の牧師先生方をお呼びしての説教もそうですが、先生方との出会いを通して台湾というこの国を知る上で大きな助けとなりました。特に高俊明先生とは、大学三年の春休み(1969年3月)にワークキャンプで初めて台湾を訪れた時、花蓮の玉山神学校の校長室でお会いし、先生の先住民への思いを通し、台湾に住む人々への深い覚悟を感じ取ったのを思い出します。その先生と、台北で毎月一回お会いする機会が与えられたのは、本当に恵みでした。
第三に、本会は、東門教会のご協力もありますが、どこの教会にも属さず、これまで継続してこられたのは明確の使命を持っていたのと、特にそれを支えてこられた鄭連徳牧師、堀田久子宣教師のご尽力を忘れることはできません。
第四に、鄭連徳牧師と堀田久子宣教師を中心に日本語の礼拝だけでなく、高齢者のケアーの為の玉蘭荘を創設したのは、本会が日本語を話す台湾の方々に霊的な奉仕だけでなく、生活にも直接支えていく使命の具現化でした。その玉蘭荘も、今年で29周年を迎えています。
本会は、閉会しますが、日本語での奉仕はこれからもいろいろのかたちで進められていくようにと祈っています。  
 

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